忘備録としてジブリの“君たちはどう生きるか”を観た感想を書いていこうと思います。
私的には星3.85。引き込まれはしたけど、お金を払ってまた観たいとまでは思わなかった。
“意味がわからない”という口コミを見て意味が全くわからなかったらどうしようかとも思ったけど、一応楽しく鑑賞したので杞憂だったかもしれない。冒頭が戦争のシーンからだったから、そっち系なのか?と少し身構えたが、そんなこともなくホッとした。
最初の30分位は正直ホラー映画を見ている感覚だった。ほとんど音がないし、私がビビりなだけかもしれないけど青鷺が怖すぎてまともにスクリーンを見れないシーンもあった。鳥に歯が生えてるって何事(笑)。眞人が蛙に覆われるシーンとか私にとっては刺激が強すぎた。
個人的に眞人は母親を失ってから、自分の境遇に甘んじて全てを斜に構えて生きていた感じがしたけれどガラッと人が変わった気がしたのは母親から自分に充てられた本を読んだシーンから。
本を見つける前は、青鷺に怯えて窓を閉めようとするも一人では閉められなくて、大人の力を借りてしか窓を閉められなかったけれど、本を読み始めた後はなんとか一人で閉められるようになっていた。それが眞人の成長を描写しているように感じた。
眞人はそれから軽く違和感を覚えるほど人が変わったのだけれど、青鷺も青鷺でなんとなくちゃっかり味方になっていて面白かった。大叔父に頼まれたことを堅実に守ろうとはしないけど、意外と情に厚いところがあるのかな?
インコが庭園に入り込んだ時に美しさに感動して涙を流すシーンを見て、人間を食べている悪い奴らなのにそう思える心があるんだという驚きを感じた後すぐに、人間も同じだと思った。動物を狩って食べていて食物連鎖の頂点にいるから普段思わないけれど、狩られる身からしたらそう思うんだろうなと思った。生物はみんな生きているものを食べているしそれは自然の摂理であるんだと改めて感じた。人間が食物連鎖の頂点では無かったらと思うとすごく恐ろしいのだけれど。
夏子さんがあそこに行くことになった理由と経緯が気になる。眞人に心を開いてもらえないのが辛かったからかな?あんまりよくわからなかった。
結局眞人は跡を継がなかったけど、大叔父に「友達を作る!」と言っていたのも人生を生い立ちのせいにしないで生きるといる彼の心の変化の一つなのかなと感じた。ところであの異世界的なところは大叔父一代で潰えたって事なのか?
生きているといろんな事があって環境があってそれでも私たちは死んでいなくて、だからこそ生きていく、その生き様があのピースを組み立てて行くということで、生き様が世界を作るという事なのかなと感じた。
あと、なんであんなに触ってはいけないものが沢山あるの?私だったらうっかり触ってしまって即死だな(笑)。上映時間1時間も持たずに終わる。
宮崎駿さんって鳥が好きなのかな?
私の支離滅裂な感想はここまでです。これから感想や考察を見漁る旅に出ます。私の解釈が全部的外れだったら恥ずかしい。でも受け手の感じ方はある程度自由だよね。
それではっ。